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「一週間はなぜ7日」
旧約聖書創世記にて天地創造を続けた神が7日目に休んだからでしょうか。
我が国で現在のグレゴリオ暦が使われだしたのは明治6年からで、それまでの
大陰太陽暦では週という概念はあまり無く、単に上旬・中旬・下旬と月を分けて
考えていたそうです。7日という概念は西洋の天体観測から生まれました。
一年が365.24日、ひと月が29.5日、その間、月が半月を基にして満ちかけ
を4回繰り返すことから4で割って7.375、おおざっぱに7が導かれたわけです。
古代エジプトでは10日でしたし、フランスでは1795年に10日に、ロシアでは
1929年には5日になり、その後6日になったそうですが、
現在では世界中「7」で区切っています。
ただ各曜日の概念と休息日は地域や宗教でまちまちです。
われわれが日曜を休息日と考えるのはともかく、土曜がそれに継ぐものという
認識も、案外既成概念かもしれません。
そこで不況脱出の地域経済改革も、すこし視点を変えてみてはいかがでしょう。
道路や店舗・宿泊・遊技等ほとんどの施設は、
混雑した状況を想定して設計します。
閑散とした平日が多いことを知りながら、週末や祝日・夏休みの瞬間特需に
合わせた人員確保と、設備投資を行い、これが料金を押し上げ、週末の荒天は
さらに追い打ちをかけるのです。
そこで荒唐無稽ですが、教育機関も個人も企業も、曜日や祝日の概念を無視
したローカル休日をそろそろ策定できないでしょうか。
最初は不便かもしれませんが、それぞれ独自のサイクルで社会がまわりだすと、
週休2日(連休とは必ずしも限らない)の経済効果も絶大となりそうな気がします。
就労中の人口と休暇中の人口の比率が毎日変わらない、
効率的で活性化された社会。
われわれは曜日の概念がもつ呪縛に囚われすぎかもしれません。
「奇跡からのスタート」
一昨年、 プリンストン大学天文チームは120億光年離れた
天体を精密観測する事に成功し、
宇宙空間に「安置」されたハッブル宇宙望遠鏡は、先日、
140億光年の彼方に銀河を確認しました。
真空で温度が無いと考えがちの宇宙空間ですが、実際にはわずかな密度が存
在し、現在も2.7度(絶対温度)を示しています。
これらから宇宙は「最初の大爆発(ビッグバン)」で誕生し、光のスピード(約30万
km/sec)で膨張し続け、少なくとも140−150億年は
経過していると考えられています。
我々の銀河系はこの宇宙の辺境に位置しており、その中でも中心部からかなり
離れた、いわば激動の少ない位置に我が太陽系は存在しています。
その第三惑星・地球は、生命維持の要素となる「水」が三形態(氷・水・水蒸気)で
存在しうる、恒星・太陽との絶妙な距離を保ち続けており、地表の酸素を含む
大気層はそれらの蒸発を妨げるだけでなく、生物に有害な宇宙線や異物を
その摩擦熱やフィルターで緩和してくれている奇跡の惑星です。
そして自転と公転の周期が同じため常に表の顔しか我々に見せない、
唯一の衛星・月。
その表面の無数のクレーターは「ほんの少し前」まで地球にも惑星衝突や巨大
隕石が降り注いだ証拠を物語っており、そのたびに劇的な環境変化が繰り返さ
れ、「ごく最近」のものは、生命生態系を容赦なく大変革しました。
また地球の地軸が23.5度傾いているため、北緯35度近辺の我々は、温暖で
明確な四季を堪能できています。
今この時、この場所に、奇跡をかさね、さらに何億という精子達の競争で堂々1
位を勝ち取って、私たちは誕生したわけです。
この見事な地球環境を守り抜くことも大切な使命ですが、我々は生まれながらに
して幸運だということを、常に忘れてはなりませんよね。
「フランチャイズ」
力士の呼び出しは出身地と所属部屋を紹介します。
ユーロサッカー協会は、ヨーロッパ人以外の助太刀外人を
チーム1名までと決める案が浮上しています。
スポーツすることやその観戦・応援がこれほどまでに人間の感性を高揚するのは
、生まれ持った闘争本能や、ひいきの選手の魅力だけでは説明がつきません。
フランチャイズの感情(地元帰属化意識)をもってして、我が家族、我が街、我が
地域そして我が国家と、一喜一憂する快感が大きな原動力となっているはずです。
サッカーワールドカップやオリンピックが、あれほど熱狂できるのは究極の
フランチャイズ「国家のプライド」を背負っているからに他なりません。
アメリカのMLBやNFL、あるいはJリーグに比べ、日本のプロ野球はこういった
感情を近年少し軽視してはいないでしょうか。
よけいなお世話でしょうが、いつの間にかユニフォームからご当地名が削除され
ていたり、節操ない越境金銭トレードが横行したりと、地域とチームのつながりが
色あせてしまわないかと危惧します。
それは、かつて地域をあげて応援した国体や、涙と感動の高校野球にまで少し
ずつ忍び寄っているのかもしれません。
スポーツ入学はいたしかたないとしても、形だけの住民票移転や、試合中の采配
ふるう監督が地元と無関係なのは少し味気ない気もします。
普段の練習にも技術指導にも、また精神的大黒柱としても監督は必要です。
しかし、試合中は学生監督が戦術を練って戦えば、本来の高校生野球となり、
さぞ魅力的ではないかと勝手に夢想しています。
4年に一度のヨット・マッチレース最高峰、アメリカスカップですが、前回優勝の
ニュージーランド・ブラックマジックチームの精鋭たちが、莫大なトレード料と
引き替えに敵国のシンジケートに吸い取られた事件は、ヨット人気が失せる要因
のひとつになりはしないかと懸念しています。
「人がすさむと街がすさむ」
飲酒や酒気帯び運転者の検挙数が減少しているそうです。道路交通法改定で罰
則規定が大幅に強化され、運転者のみならず、同乗者にも罪がおよび「運転免許
を失った上、全員で合計100万円以上納付した」と言う恐ろしい話も、耳にしました。
処罰の強化が、抑止力と成りうることを証明したようなもので、少し複雑な気分です。
しかし、いっこうに減少しない悪意に満ちた暴走行為や、傷害等の凶悪事件こそ、
現行犯とあらば躊躇せず更迭し処罰すべきで、被害者救済と保護を軽視し、加害
者の精神状態、人権、将来の更正ばかりを云々していては
犯罪の抑止力とはなり得ません。
いま、都市を取り巻く環境は悪化の一途をたどっており、長引く不況を裏付けるように、
ビルのスラム化、ゴミのぽいすて、放置車両、違法出店、落書き、器物破損、捨て看板、
不法ちらし等が目立ってきました。
これらを市民の公衆道徳欠如と捨て置いて、結果的に放置してしまうと、いつの間にか
必ず街全体がすさんできます。
違法放置物撤去や美化推進は道路交通法等に依存せず、地方自治の観点からも、
地域特性を強調した条例策定で、今こそ都市の美化と安全を
獲得すべきではないでしょうか。
行政は、屋外広告物の許可を、詳細な図面や写真・手数料まで添えた申請書で管理
する以上、捨て看板や無許可ポスターも、電話番号や連絡先を明記した内容がほとん
どなので、原状回復の費用負担と厳しい罰則を科す
毅然とした態度を貫くべきと考えます。
行政バックアップの強権発動が出来る「神戸景観オンブズマン」的組織の擁立もひと
つの方法で、今後大いに検討すべきではないでしょうか。
市民一人一人がこの街に誇りを持つようになれば、自然に美しい景観がよみがえり、
すさんだ気持ちも癒されて経済も健全化するのでしょうが・・。
「さまよえる関西味考」
某即席麺メーカーの有名なカップうどんは、販売エリアで油あげとスープの味付けを
変えています。関東用は鰹ベースの濃い口しょうゆ味、
ご当地関西用は昆布を効かせた和風薄口だしだそうです。
ソースを供給する当社でも、東北・関東や広島・九州の味とはあいいれない、関西
独特のだし味をベースにした「関西」というお好み焼・焼そばソースのシリーズがあり、
さらに「だし入りソース」という薄口ソースも近畿圏では好評です。
人の舌や鼻はいわば食物判定機で、身体がその時要求している成分を「旨い」と
感じさせ、悪臭やしびれ・苦み・辛み・熱などの刺激物、さらに摂取しすぎた成分を
敬遠させるよう巧みに仕組まれた「除害本能」器官です。
しかし、自然から直接捕食する機会は減り、味覚の好みは親の味付けや環境に
大きく影響を受けるようになりました。 ただ、怖いのは「慣れ」です。
ファストフードの蔓延と、即席化をたどる家庭料理により、全国均一化された甘辛く
濃い味で育ってゆくわれわれの子供達が、歴史と除害本能と自然環境で磨かれた
伝統の関西風味を、頼りなく感じはじめているのではないかという
懸念を最近抱いています。
欧米化をもすでに通り越して、急激に変化した片寄った食生活は、日本人が培って
きた山海のバラエティー豊かなメニューからしだいに遠ざかり、
味覚の麻痺と生活習慣病を運んで来つつあります。
今後、人々が調理に割ける時間はますます短くなるでしょうから、購入する総菜の
選び方や献立のメニューはクオリティーと栄養バランスを考慮し、味付けもそれぞ
れの地域・家庭が伝承したい食文化を絶やす事のないよう
重要視し続けていかなければと思います。
「神戸で誕生した、とんかつソース」
兵庫県には13社ものソース会社があり、一世帯あたりの年間消費量も、神戸は
2.63g、全国平均の約1.52倍で、2.48gの大阪をしのいでいます。
またその大半が、とんかつやお好みといった粘りのある濃厚ソースで、
かなり特殊な地域です。
その理由は、簡単で濃厚ソースが神戸で育ち、お好み焼やたこ焼に使う習慣が
この地域で生まれたからでしょう。
1840年頃、英国ウスター市で誕生した、黒いサラサラのオールマイティーなソース
は、明治になって外国人居留地を窓口に日本に上陸、神戸にも国産ウスターソース
草分け的企業のひとつ「日の出ソース」が誕生しています。
しかし大正12年創業の当社にとっても、濃厚ソースの歴史は比較的浅く、昭和23年
に発表した「オリバーとんかつソース」が甘く濃いソースの歴史的第一号となります。
発売当初は甘い味に飢えていた世相を反映してか、ウスターの代用品にすぎません
でしたが、コロッケやたこ焼き・お好み焼に使われだしたとたん、大阪でも大きく花開
き、一挙に他のメーカーも参入するようになりました。
ちなみに家庭用お好み焼ソースも当社から誕生しましたが、この背景にも、震災前ま
で本社を構えていた兵庫区や、下町情緒豊かな長田区の鉄板食文化が
多大に影響しています。
薄いお好み焼「にくてん」や、ブームの「そばめし」、牛スジを煮込んだ話題の食材
「ぼっかけ」も、すべてこの地域が発祥で、今も多くのお好み焼店が
味を競って軒を並べています。
バラエティー豊かに全国各地で変身しているお好み焼ですが、その本山はこの地域
にあることを自負して、関西の誇るこのメニューと味を大切に育てていただきたいと
願っています。
「輪廻転生損得論」
壁にぶつかった時など、ふと無意識に醒めた目で自分自身を
見つめてしまう事があります。
身近な親族の顔をあらためて客観的に思い浮かべてみたりして、妙な感覚にあや
つられながらも、様々な事象が冷静に見えてきたり、
またときおり奇想天外なアイデアが生まれたりもします。
自分自身がいなくなると、この世の中はいったい存在するのだろうか。
自分が生まれる前も、本当にこの世界は動いていたのだろうか。
生き物は例外なく死を迎え、それが大地や海を耕し、植物を育て、果実を結び、魚
や獣・鳥たちがそれを食し、人も彼らに恩恵うけた後、また死んでゆく。
常に何処かであたらしい息吹が芽生え、今をさかりと光彩を放つかたわらで、暗闇
も存在し、また次の終焉に向けた命の再生が永遠に繰り返される。
空間と時間と宇宙の誕生とされてきた、ビッグバンすらも何度も繰り返されていると
言う説が支配的になりつつあると聞きます。
しかし、その永遠のドラマを見届ける事は、人間には出来ないようで、それが嫌だ
ったり、死が恐ろしいなら、「そう思う自分と欲望を捨てて、万物を己に取り込み、
自分自身が天地となりなさい」と大乗仏教では説いています・・が、「悟る」事は
なかなかむずかしそうです。
今、見、聞き、感じる自分のこの意識が、もう一度この世にそのままもどって来る
ことが無いのなら、何としてでも残りの人生を有意義なものにしむけ、われわれの
生きるこの限られた時代も、もっと真剣に輝かせる努力をしなければ
大損をしそうです。
新たに迎える年も、森羅万象がたがいに影響しあって、輪廻と呼ばれるこの完璧な
サイクルを繰り返しながら、この世はだけは永遠に輝き続けるのでしょうから・・・。
文責/道満雅彦
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